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>ハギノヤくん
ハギノヤくんのブログ、深みがあってユニークで面白いですね。こいつはぼくも定期的にチェックせざるをえないです。ハギノヤくんの気持ち、とても嬉しく思います。しかし、あやまらなければいけないのはぼくの方です。ハギノヤくんはよく頑張っていらっしゃると思います。この二年間、連絡もさしあげず、ぼくの方こそすみませんでした。どうも精神的にぎりぎりでして、ちょっと誰に対しても、親交を結ぼうと動きかける力が沸いてこなかったのです。日文研を食いものにする、といったことについては、ぼくは自分こそが悪辣だったと思います。人が組織として集まるとき、多の意見を一つにまとめる必要があるかと思いますが、その選択の過程では必ず、選ばれるものと選ばれないものが生まれる。二つの間の絶えざる決定と排斥が必要で、自分がサークルにいる間に、すっかり穢れにそまったような気がしました。院に入ったのは、穢れを晴らすための禊として、自分を鞭打つ必要があったからかもしれません。日文研にいたころの傲慢な自分が恥ずかしいです。
就活をはじめていらっしゃるのですね。それは素晴らしい、正しい道行きです。ところで、ハギノヤ君は以前、卒論は「2ちゃんねる」論で書きたい、とおっしゃっていたかと思いますが、その計画は続いているのでしょうか。ぼくは前回の書き込みで「ことば」の成立する地点を「学校その他で、授業としておこなわれるものの否定的側面」「その肯定的側面」「友情、恋愛におけるもの」「職場におけるもの」にわけてみました。これらは話された「ことば」によるものです。人間は誰しも「ことば」というものを話さざるをえない。しかし、「ことば」とは何のために話され、そこでは何が期待されるているのか。職場における「ことば」とは、基本的にはお金を稼ぐという目的に統制された言葉ではないかと思います。しかし、それだけでなくて、「ことば」とは、「権力」や「存在」とも密接な関係にあり、言葉というものを倫理的な側面から考察できるように思う。「だまっている」とは「存在しないこと」に近い。「ことば」とは、しゃべっているあいだ、当人の意識としては「他人の存在」というものが前提となっていることであろうし、発話行為には他者による承認が期待され、言葉を発することは、少なくとも「不快」な行為ではなく、「快」に属する行為でしょう。そして、ある「ことば」が他人に及ぼす影響と、別の「ことば」が他人に及ぼす影響との異なりは、どのようなところに生じてくるのか。ぼくは話された言葉ばかりを話題にのせましたが、会社や組織における書かれた言葉、新聞、小説などの刊行物、「2ちゃんねる」やブログにおける書かれた言葉、といったものの諸特性について、さらに考えてみたいです。ハギノヤくんの「2ちゃんねる」論をうかがいたいです。
>工大生君
けっきょく、量子力学の話を聞かずじまいに終わってしまいましたね。しかし、工大生君の冷静で客観的な分析と、真率な姿勢には頭の下がる思いがします。ぼくは工大生君に以前、ネット上では論陣を張らない、ということをしゃべり、マジレスはかっこ悪い、といった態度を見せたことがあったかもしれません。しかし、さまざまな論陣がうまく張られた空間がネット上にあったら理想的だと思いますし、知的刺激を生み出しあうようなサイトや掲示板を作っていけたらと願ってもいます。「まじめにふまじめ」ということがぼくの文章のテーマでもあります。まじめさとは近代文化の、ふまじめさとはポストモダンの特徴だといったことがいわれます。まじめなものにおける言葉の問題と、ふまじめなものにおける言葉の問題を考えていきたいです。工大生くんには、ぼくが提出している話題を批判するものであれ、質問するものであれ、関係ないことであれ、どんどん書き込みしていただければ嬉しく思います。蔵田君が労働疎外の問題に触れて、チェホフの「三人姉妹」を引用した件は衝撃を受け、共感し、暗澹とした思いに駆られました。Midoriさんの『死霊』六章論は、ぼくはこれまで六章に対する意識が薄く、もっともよく分からない章だったのですが、興味を抱き、もっと詳しく話をうかがってみたくなりました。
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今年はいくらか交流の機会を増やしたいと思います。さしあたって、松平主催で、読書会を開きます。第一弾の企画としては、題目は埴谷雄高の『死霊』で、四月二十二日(土)十五時に、法政大学図書館前ベンチ集合の予定です。レジメは、松平の「『死霊』論2http://www.gem.hi-ho.ne.jp/yamame/shi3.html」と、さらなるプラスアルファがあるかもしれません。どなたもお気軽に参加できる会を作っていきたいと思います。日程が近くなったら、もう一度、細かい話を書き込むかと思います。http://www.gem.hi-ho.ne.jp/yamame/sub5.html
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