teacup. [ 掲示板 ] [ 掲示板作成 ] [ 有料掲示板 ] [ ブログ ]

 投稿者
  題名
  内容 入力補助 youtubeの<IFRAME>タグが利用可能です。(詳細)
    
 URL
[ ケータイで使う ] [ BBSティッカー ] [ 書込み通知 ]


 

 投稿者:小春  投稿日:2012年 5月26日(土)15時48分29秒
  おそらくずっと傍に在り続けるであろうものと同じ部屋にいると
なぜだか居場所を失う。
真ん中はここにあっても肉体が分散してどこへでも行ってしまう。
 
 

伸ばす手の先、花

 投稿者:小春  投稿日:2012年 5月20日(日)22時30分4秒
  捉えられないものわざと落としたのを
明日はみつけてしまうだろう
重ねた優しさは太陽が白く侵して
道端の花はいつまでも黄色かった

何もなかった
最初から何もなかった
ここにあるものもいつか
最初になって戻るだけ

椅子に座らせた影は
いつまでも持ち主が来なくて
夕暮れが一人のために降りてくる
始まりも知らないのだから終わりが来ないように
その背はいつまでも遠くにあったのだ
 

grave

 投稿者:小春  投稿日:2011年 9月24日(土)21時28分59秒
  生きているはずの人を
頭の中で死んだことにしたい
そうでなきゃ保てないほどに
自分に呪われたままだ
生きているはずのひとを
生きていてほしいはずのひとを
温かいまま冷ましてやりたい
引かれている線を見据えたりしないで
胸の真ん中取り出して
いっしょに埋めてやるんだ
 

 

 投稿者:小春  投稿日:2011年 9月19日(月)21時22分1秒
  人の声はずるいな
やさしくなんかするなよ
歌はひとりにだけ歌えよ
頼ってしまうじゃない
重ねてしまうじゃない
ずるいよな
気付いてしまう
 

 

 投稿者:小春  投稿日:2011年 9月16日(金)23時07分51秒
  聞きたいのはそうではなくて
答えの真ん中にわたしは居たくないんだ
聞きたいのはそうではなくて
その声の温度や言葉を置いた場所や
胸に直接触れるような
そんなきみ自身を感じたいんだ
そんな話をしたいんだ
そしてそんな話が
ぼくにもね、ある気がする
 

 

 投稿者:小春  投稿日:2011年 8月17日(水)21時28分39秒
  ときどき言葉は殴る
ときどき言葉で殴る
ひっぱたいてゆさぶって
掴んで抓って捕まえて
探して探して
抱きしめて離さない

ときどき言葉は
離れていこうとする心を殴る
 

 投稿者:小春  投稿日:2011年 7月25日(月)13時52分20秒
  音のない写真をみていた
波の立たない海に広がる砂浜
砂浜に差されたカラフルなうずまきキャンディー

すこし色あせて思い出みたいなうずまき
赤 青 白 黄 ぐるぐる
唯一の入り口
出てこられる場所はないんだって
海は口を閉じている

音のない写真
ぐるぐるの口に押し込めた
 

よるのあじ

 投稿者:小春  投稿日:2011年 7月20日(水)22時00分0秒
  夜にぽとん、と飴を落とす
みずいろサイダーの飴玉
すぐにしゅわしゅわ溶けだして
夜は海の底みたいになる
しろい泡にさわったら
たちまち水面に浮かびあがって
もう夜にはもどれない
 

夏の罪

 投稿者:小春  投稿日:2011年 7月16日(土)10時50分0秒
  夏はいつも誇大広告だ。
キャンプだの花火だの祭りだのに始まって、
海や山や怪談やひと夏の恋だなんて文句もある。

この季節じゃなくたって成立するものばかりなのに
なぜか人は「夏」という冠に固執したがる。

そんなに夏が好きかい?
夏休みがある人ならばわくわくするかもしれない。
子どものいる家庭ならばいろいろ計画を練るのかもしれない。
外に出るのは暑いから家で寝ていたいという声もあるだろう。


「夏本番」「夏こそは」「せっかくの夏だから」「夏真っ盛り」
いずれも「夏」の株を上げようとするものばかりだ。
わざわざ謳うものでもないはずなのに、
だからといって他の季節ではあまり使われない。
「春真っ盛り」でもいいような気もするが、
春というやわらかなニュアンスを持つ言葉に「真っ盛り」をくっつけて
しまうのはあたりが強すぎるのではないか、と感じる。
「秋真っ盛り」だといまいち掴みどころがないし、
「冬真っ盛り」ではいかにも盛っていない。
似合ってしまうのだ、やはりこの季節には。


「夏」は強い。そして傲慢だ。
強くて大きな顔を毎年見せつけられている。
わたしは日傘で影をつくり、
あまり目を合わさないように過ごす。

夜だけは特別だ。
あの大きな顔の目を閉じても夏の気配は残っている。
夜は夏を寝かせたまま、
決して季節を失うことはない。
はしゃいで遊び疲れた子どものような時間を見守っている。
夜は、季節の母であった。




 

 

 投稿者:小春  投稿日:2011年 7月12日(火)20時14分45秒
  やつれて青い顔してても
ぼろぼろの格好してても
おかえりってわらって迎えたいから
そのために
その瞬間のために
ぼくは生きることにするよ
 

レンタル掲示板
/14